ぺろぺろ速報

主にけいおん!関連のSS・VIP・声優・アニメetc.. 個人的に好きなものまとめ。

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澪「律のパンツ被って深呼吸してたら律が部屋に入ってきた」

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 12:51:46.80 ID:4aX1bbjmP

「――あったあった」
 
 なぜだろう
 ひとは愛するものを“思い出”という形で残したがる
 形あるものは壊れるし、無くなってしまう
 でも、それは形がある限り永続的に側へ置いておけることの裏返し 

 私を憑き動かす思いもそんな些細ことがきっかけだった
 愛して止まない律をいつも側に感じていたい
 
「律、――ごめんな?」

 最初は文房具の類だった
 筆箱に入っている消しゴムを拝借して家に持ち帰る
 その消しゴムを眺め、律を思う

 律の物が私の側にあるだけで嬉しかった
 




6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 13:12:08.90 ID:4aX1bbjmP

 ある休日、母に怒られたことが次第にそれをエスカレートさせていく
 
「当分お外に遊びにいかせませんからね、わかったわね澪ちゃん?」

 自室に戻る
 頭のなかで母親の言葉がリフレイン
 怒られた事への不安や恐怖よりも
 ――律と会えない
 その寂しさが幼い私に圧し掛かる

「りつぅ――」

 律に内緒で盗ってきた消しゴムに小さく嘆く
 
「――んっ」

 私は律の消しゴムにそっと唇を寄せる
 
「なんだよー、泣くなよな、ちょっと会えないだけだろ?」

 そんな声が聞こえた気がして、安心した



8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 13:25:25.48 ID:4aX1bbjmP

 律への思いが強まると比例してその衝動も強くなった

「ふふっ、消しゴムだろ、シャープペンの芯に――」

「ワイシャツのボタン、ノートの切れ端に――」

「とっておき、リコーダーの先っぽ」

 机の上に並べられた盗品の数々
 それ達を手に取ったり、舐めてみたり――
 クセの悪さに嫌気も差した、が

「くぅーっ、しあわせだー」

 幸福感や達成感がそれを圧倒的に上回っていた


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 13:42:00.00 ID:4aX1bbjmP

 悲しいかな、人は環境に慣れてしまう生き物
 欲深き愚かな生き物

「――もっとだ」

「もっと、もっと、もーっと律を感じられる物が欲しい」

 それが今日の失態に繋がる
 
 高校生活が始まり、三月を過ぎた
 私達の活動している“軽音部”はテスト週間で
 活動を休止していたとある日

「おねがいっ、澪様、この通りです
 愚かな私奴に勉強教えてやってください」

 日頃勉強をしない律
 テストに不安を覚えたのか、そう願い出てきた
 
 ――好機
 ひょんな事から律の家に久々に上がりこむ機会を得る
 コレクション(盗品)を増やすチャンスだ

「ま、まあしかたないな」

 舞い上がりそうな気持ちを抑えつつそう返した


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 13:53:43.79 ID:4aX1bbjmP

 高校生になってから来てなかったもんな――
 そう思いながら律の部屋を見回す

「よかった、――かわってない」

 自分を措いて律が大人になってしまわないか
 日頃、思うことも多い
 安心して自然と口から言葉が出た

「お飲み物くらいお出ししますわぁ」

 おどけながら台所に向かった律
 先に部屋入った私

 ――時間は限られているな

 自分を急かし、躊躇することなく洋服タンスに手を掛けた
 

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 14:13:21.03 ID:4aX1bbjmP

 すう、と一番下を引き出す
 丁寧に畳まれた下着やシャツが並ぶ
 
「こういうところはしっかりしてるよな」

 軽音部の皆が知らない、律の意外な一面を知っている
 そう考えると少し口元が緩む

 時間は迫る
 
「――失礼しますっ」

 目を瞑り軽く礼、手を滑り込ませた

 選別していく
 白地に薄いオレンジのドットがあるショーツが目に止まる
 “律らしい”フリルやレースの無い質素なデザイン
 中央につけられている小さいリボンがまた可愛い 

「おぉーっ」

 手にとって広げると益々輝かしく見えた


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 14:32:01.30 ID:4aX1bbjmP

 ――ここまでは順調だったと言える

 宝を掘り当てたトレジャーハンターは愚行に及ぶのだ

「産地、――直送だっ」

 妖艶なショーツに憑き動かされ、顔を内に入れる
 我ながらおかしな奴だよ

「…………」

 大きく息を吸う
 乾ききった喉へその甘い匂いを流し込み、心を潤してく
 身体中を律の匂いが駆け巡る、溢れそうなほどに――

「もう、――何も怖くないよ、律」

 本当に怖くはなかった
 
 ――後ろで固まる律に気がつくまでは


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 14:48:37.02 ID:4aX1bbjmP

 全く信じていなかった第六感
 それに呼びかけられ振り返ると律が居た

「――はは」

 引きつった笑顔の律
 私はゆっくりと立ち上がる

「フォォォォォォォォ、気分はエクスタシー!!」

 意味を為さない単語を並べ律を怯ます
 この場から逃げるのだ
 アメリカンフットボールの選手のように勇ましく走り出した

「で、で、で、出たな変態仮面ッ!!」

 ランナーはあっけなくタックルされ

「…………」

 ――捕まる



18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 14:53:38.84 ID:jNzl20rII
澪wwwww



19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 14:59:29.28 ID:4aX1bbjmP

「うう、――ぇぐ、――ひっく」

 情けない
 ひととして恥ずかしい、見られたくない“クセ”を
 大好きなひとに見られた

 あの日のように、母親に怒られた少女がいた
 すすり泣く

「ご、――ごめん、なさい」

 目をあわせられない
 大好きなひとに嫌われた、当然の結果だ
 悔やんでも悔やみきれない

「ったく、何やってんだよ」

 


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 15:10:23.14 ID:4aX1bbjmP

「ほーらー、立てー、変態仮面」

 起こされる私

「…………」

「バカだなぁ」

 ――優しい顔
 怒ってないの?
 嫌いになってないの?

「お前、昔っから人の物パクってたもんな」

「えっ、――知ってた、の?」

「ああ、消しゴムに、シャツのボタン、
 鉛筆に、リコーダーの先っぽ、んーまだあったっけ」

 並べ挙げられる私の罪の数々

「…………」

「んで、今回はパンティーですかー」

 律は何故か笑顔だ


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 15:22:13.31 ID:4aX1bbjmP
秋山澪さん、あなたの裁判の判決は」

「――無罪だ」

 そう言い、にこりと笑う

「いいもん見せてやるよっ」

 律は学習机の引き出しを開け、何かを取って帰ってきた
 
「っと、歯ブラシでしょ、キーホルダーに、
 テストの答案、お泊まり会の時に澪が使ってたコップ」

「そして極めつけ、体操服だ!」

「――お互い様だな」

 律は大きな声で笑った

「うん、――」

 私もつられて笑った


 二人の絆は深まった
 と、思う


 おわり



27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 15:25:07.17 ID:yfhOdYiZ0
イイハナシダナー

でもないかwwwww
盗人カップルwwwwwwww




32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 15:47:35.66 ID:jNzl20rII
こいつら歪んでらぁwwwwwwでも微笑ましいwww
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